バイミノール

　

バイミノール




製品の特徴

①弊社固有の数種の植物性乳酸菌、酵母菌、放線菌を特殊な培地で増殖し安定させた微生物資材です。
　これらの微生物が作物の健康で旺盛な発育を支援します。
②茎葉散布にはピカコーとの併用が効果を助長するのでお薦めします。
③葉菜類では生育が強健となり、葉肉を厚くし、しかも食味や食感を向上します。
④ネギ類、タマネギの品質を向上し、根菜類では肥大が促進し、食味が向上します。
⑤使用による作物への如何なる被害も有りません。
⑥製品の中には有害な化学物質は一切使用していないので、安心してご利用いただけます。

バイミノールは、糖化した農業副産物（規格外のデンプン性種子、糖蜜他）、ミネラル液及びステビア草浸出液の発酵液などの混合液に酵母菌や乳酸菌類を接種して発酵、熟成、濾過の工程を経て作成したpH3.5前後の液体です。


製品仕様

分類微生物を利用した作物品質向上資材
番号栃木県届出 第964号
適応作物野菜・花き・果樹・緑化樹
主たる用途茎葉散布、土壌潅注
容量10kg　（ポリ容器ダンボール詰）
効果 茎葉散布：生育促進、肥大促進、食味・食感などの品質向上
土壌潅注：土壌中の有効微生物の活性化促進、根群形成促進
使用方法 茎葉散布：800～1000倍の反復施用
土壌潅注：定植2～3週間前に500倍液を灌注
使用上の注意 （注1）有効菌が生きているので低温庫などの涼しい場所で保管する
（注2）生きた有効菌の菌糸がカビのように生えることがありますが、問題ありません。
（注3）希釈した液はその日のうちに使い切る。


バイミノールの働き

①アミノ酸やその他の有機酸は吸収されると、植物の体内で分解され、クエン酸回路（ＴＣＡ回路）において物質合成のためのエネルギーとなるため生長を促進し、品質の向上図ることができます。
②クエン酸などの有機酸は細胞毒性の高い有害金属を無毒化する。例えば、細胞毒性の高いアルミニウムを植物の体内や土壌で錯体（キレート）を作り無毒化します。
③難溶性の金属イオンを有機酸がキレート化したり、溶解したりして吸収を容易にします。
④酵素が有機化合物を加水分解などで無機化して作物の吸収を助けます。
⑤バイミノールには静菌された菌類が豊富に含まれています。
　これらの菌類が作物に散布、或いは、土壌に施用されると活性を回復し様々な機能を発揮して、作物の生育を支援します。
⑥有機酸によって組織の合成が促進されるため、植え付けた苗の活着を促進し、茎葉にできた傷や挿し芽の切り口からの雑菌の侵入を抑制し、またカルス形成を促進するために、傷の快癒や切り口の発根促進を支援します。
⑦葉菜類、果菜類、切り花類の収穫前に吸収させると有機酸類の働きによって収穫後の日持ち性（ポストハーベスト）が向上します。


バイミノールの使い方

◆茎葉散布
旺盛な栄養成長期に強日射時を避けて1000倍液を散布します。
イチゴのように連続して収穫する作物には毎日散布します。
不良環境下で、生育が停滞した作物には、特に散布効果は高くなります。

◆土壌潅注
定植2～3週間前に500倍液を100リットル/m²程度潅注します。
火山灰土壌では生育期に1000倍程度の液を潅水代わりに与えます。
葉・果菜類や切り花類の収穫2週間前に500倍液を潅注します。
鉢植えやプランター上の観賞植物でも同じように使用します。


主要含有成分

この液の中には微生物が糖を分解して作り出した不純物の無い有機酸類（乳酸、プロピオン酸、コハク酸、クエン酸、酢酸）、微生物が産生したり、増殖した豊富な菌の身体にあるアミノ酸類や酵素、及び活性を有する微生物や多くのミネラルなど、作物の生育をいろいろな側面から支援する貴重な成分が入っています。

成分含有量％
窒素0.01
リンサン0.01
カリ0.03
カルシウム0.01
炭素窒素比130